stillその32(完)2016/10/06


今日しかない、今夜の、今しかない。と言う日がある。

昔だったら、明日がどうであろうが描けていたが、もうそうはいかない。

そんな感じで、最後の仕上げはジョナで。

これで時間は終わった。

stillその312016/10/01

コピーしたものを使って試し描きする。(これは便利だ)
樹木の種類など調べる。
木の背丈をどのくらいにするか。密度はどうか。
葉の向きは下向きだと静寂、上向きだとざわめいた印象。
描いてみて改めて実感した気づきがある。
バイクツーリングに求めるもの、それは一にも二にも景色なんだなと思う。
ライダーは走りの中で自然への感謝をするのだ。

stillその302016/09/30

一旦終了。これで時間は終わった

久々に深夜のファミレスへ行って描き終わらせる。

10年前と変わらずの店員。年取ってるのかな?

それとも、流れる時間が違ったりするのかもしれない。

stillその292016/09/23

夢の中で映画を見ていて、ラストシーンで大泣きする。エッフェル塔が映って白黒映画だったが、話の内容は思い出せない。なんで感動していたのかも解からないけど、とにかくラストシーンが感動するのだ。悲しいのではない。嬉しいのでもない。なんなのだろう。

それで、日中ずっとそのことが気になってて、なんとなく「モーターサイクル・ダイアリーズ」が思い浮かんだ。当時、これをバイク映画だと思って観てたら途中でバイクがまったく関係ない映画になってがっかりした記憶があるが

今観返してみて、いい映画だなと思った。

stillその282016/09/18

スイッチが入るまで時間がかかる。スイッチが入る頃には時間が経っていて、そろそろ帰りたくなる。そんなわけで極めて鈍行である。

完成度は突き詰めるとキリがない気がする。ただ、このままでは終われない。富士山で例えるなら八合目付近といったところか。引き返すにはあまりにも惜しい。

ところで、暑い夏もようやく終わる頃、今度は台風による雨続きである。やはりバイク乗りにとって8月9月は天敵である。1月2月も、どうしようもない。

stillその272016/09/09

点を均一に打つことがおそろしく難しいと気がついた。

これは、ハマった。・・・・泥沼のほうに。

ここにきて最大の難関、試練、ピンチ、よもや絶体絶命である。

stillその262016/09/07

点の上からさらに点を入れる。これがなかなか難しいことに気がつく。
点と点の間にかすかに残った余白部分があり、それが縫うように張り巡らされている。この余白の縫い目をひとつずつ潰し、出来るだけ余白と余白の隙間が交わらないようにするわけだが、この作業が思いのほか果てしない。はたして点描で行う意味はあるのだろうか。

しかし、それで前回は線を使って失敗したわけだから、同じ過ちは踏まないようにしたい。(むしろ、いっそのこと塗りつぶしたくなるが、そしたらこれまでの努力が報われない)辛抱強く、淡々と作業してゆくしかない。

完成度を高めてゆくには、こうした地道な作業が実を結ぶだろうと信じたい。目を凝らして穴埋めするわけだが、同時に全体の濃度も考慮しなければならない。

この作業、フォトショなら楽に出来そうだなあと思う。手でやらなければ意味が無い。以前知人が、「どうやって描いたのか解からない絵が好き」と言っていたのを思い出す。少しはそこに近づけただろうか。そうでありたい。

stillその252016/09/06

ようやく、画面を埋めることが出来た。
ここからは微調整となる。
まずは天の川を形にして、周辺の空をより暗く均一化し、草原の断層を作り、最後に木々を入れる。木々は黒いシルエットにし、背景の星空は明るく。ビーナスラインには木が生えていたが、スギなのかヒノキなのか・・・

昔撮ったシャメを掘り出す。これは美ヶ原のあたりだと思う。
葉は上向きなんだな。ふむん。

stillその242016/09/05

その星空が美しく在る程、孤独が深く存在して、巡り合えない。