無題2020/11/07

あなたの夜に光が届くまで私は何度も思い出す。あなたの声が届くまで私は何度でも耳を傾ける。凍りついた水晶も朝陽が昇ればやがて水になって溶けてなくなる。それらは川となって涙と一緒に流れてゆく。どこかへ。
そして誰も居なくなった夜、空には満天の星が立ち昇る。

無題2020/11/04

実家に帰って鍋をつついた。炊飯器のセットをしていなかった事が発覚し、最近父はボケてきてると母が愚痴をこぼしてた。母は登山で転んで目に大きな青たん作っており眼帯が外せないらしい。実家に帰ると必ず仏壇の上に飾られた2匹の猫の写真を眺める。密かな私の楽しみ、心の療養なのである。

無題2020/10/16

遠く、光も、時間も追いつけない遠いところにたった一人取り残されている。
ある音楽を聴くとき、舞台装置のように、私はその哀しみに触れる。
そしてそうやって時々その子に呼びかける。こちらの声は届かない。でもそうしなければ彼は世界でたった一人なのだ。

無題2020/10/05

秋。はやく焼き芋を食べたい。旨すぎるっていうか糖度最強説。紅はるか糖度60って天国の食べもものでは?

次作に想いを馳せる。
候補はいくつかあるけど、今自分は何が描きたいのか。
洞窟画、カラス、鹿、、、それでいくつか鹿のラフを描きなぐっていた。
それで、いてもたっても居られず国立科学博物館に行こうと思ったら今日は休館日だった。調べて良かった。
だいたい欲しいものはどこにもなかったり、休みだったりするから、これは良い前兆である。明日行こう。

無題2020/09/12

バイクから異音がして、おそらくクラッチ板だと思うが、走っていたら煙が出てきてしまった。近場だったので押して帰ることに。
日曜にレッカーを手配し修理になるが、来月の冬休は絶望的か。

物が壊れることは、スピリチュアル的には良いとされる、らしい。
そうは言っても凹むよな。
買い替えも考えるけど、、、さてどうしたものかね。

無題2020/08/13

深夜、空がすっかり晴れていて、見上げていたら一つ流れ星があった。遠い空の下で今どれだけの人がこの空を見上げているのか。心のどこかでつながっていたいと願う、幼い自分を、そっと抱きしめた。
ペルセウス流星群

無題2020/06/04

一欠けらずつ時間をかけて心の川辺に流していくよ、涙を流しても良い夜を。その惨めさに、その願いは奇麗だけど報われはしないから、その苦しみよ。小さく無垢で純粋な想いを、一欠けらずつ流してく

いつかそこを立ち去って、やがて誰にも居なくなったあと
満天の星空

無題2020/05/31

どこかではわかっていた、しかし動揺を隠せず
前日に心が舞い上がったら、次の日は急降下する。
何だろう。何なのだろうこれは。
たまたまつけたラジオから「悲しくてやりきれない」など流れてくる。そんなシンクロニシティ。
きっとこれも神様の慈悲である、、、しかし。

無題2020/05/29

気分が落ち込んでいた時に
どこからともなく轟音が聴こえてきて
ふと空を見るとブルーインパルスが空を駆けていった
それが、自分にとっては、本当に奇跡的な出来事のように思う
あんなものは見たことがない。

なぜか、いつも、神様は私を見捨てない。

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その時グライダーの若者が
窓の外を横切ったんだ
あまりにも速すぎて•••
あれはBluestar社の新型だ
彼女も乗せられるやつだ
風切って革命起こすって本当だったんだ

無題2020/05/09

夜、コンビニへ飲料を買いに行く。手持ちのお金が200円と少し。ATMは時間外だった。残金29円。
何となく近所の神社に参拝しにゆく。ちょうど5円玉があったので賽銭する。
人気のない深夜の神社は、木立に囲まれ神聖身を帯びている。境内の電球が切れているのか煌々と明滅を繰り返しており、夜の闇になんとも異様な光景に見えた。小雨が降っている。
参拝を終えてタバコをふかしていると、何処からともなく黒猫が現れて神社を巡回し出した。何処かの不審者の匂いを嗅ぎつけたのか見廻にでも来たのだろう。
近い場所まで寄ってきて5メートル程の距離を置き、立派な杉の木の下で座る。どうやら挨拶をしに来てくれたようだ。
猫とは目を合わせないのがお互いの礼儀なので、こちらも目を合わさず、無抵抗である事を示す。
10分ほどそのようにして、黒猫はまた何処かへ去っていった。
さっきまで陰鬱だった気分が何処かふっと軽くなっていて、肩が軽くなったように感じる。

調べてみたら、黒猫は邪気などを喰らってくれるそうだ。
それで、また、誰かに救われた事を知る。